「労而不怨(ろうじふえん)」
夜、「吉幾三」さんが出ておられるテレビ番組を妻も「吉幾三」さんのファン(?)でして、一緒に見ていましたら、最後に「人生(みち)」と云う歌を歌われました。
カラオケ嫌いのわたくしでしたが、ある飲み屋さんで、既に流れていたカラオケでしたが、いきなりマイクを渡され、「歌えない」と云う間もなく、「涙には いくつも・・・」と、ついつい歌い出してしまいました。で、なぜか最後まで歌えてしまいました。その時の曲、「酒よ」でした。
以来、何とかマイクが持てるようになり、「酒よ」「酔歌」「雪国」・・・と、レパートリーも増えて行きました。「吉幾三」さんの楽曲ばかりではありましたが・・・。
以後、妻や小さかった2人の息子達ともカラオケボックスに出かけるようになっていました。「吉幾三」さん以外の方の歌も歌えるようになって行きました。妻とのデュエッとも出来るようになり、以前所属の団体での宿泊研修会等でも、妻と歌い、周りからもリクエストが来るようになっていました。
近くの県であった「吉幾三」さんのコンサートへも妻と出かけたことがありました。
で、タイトルの「労而不怨(ろうじふえん)」ですが、今夜、「吉幾三」さんが出ておられたテレビ番組を妻と見ていましたら、最後に「人生(みち)」と云う歌を歌われました。
その「人生(みち)」、5月に発売の曲だそうですが、恥ずかしながら妻とも知っておらず(休養中だとこと聞いていまして油断(?)していました)・・・。
その「人生(みち)」のテロップの歌詞に「労而不怨(ろうじふえん」とあり、妻と首をかしげました。
調べて見ますと、「苦労をしても不満を持たないこと。」と、ありました。論語の中の一節だそうで、ストーンと腑に落ちる意味でした。
もともとは、「父母に仕えて、その悪を黙過するのは子の道ではない。言葉をやわらげてそれをいさめるがいい。もし父母がきかなかったら、いっそう敬愛の誠をつくして、根気よくいさめることだ。苦しいこともあるだろうが、決して親をうらんではならない」のようです。
この最後の部分の言葉のようですが、「労而不怨(ろうじふえん)で 腹で泣け 苦労もらって 福与え」と「吉幾三」さんの詩がテロップは流れ、「そうそう」と、妻も納得のようでした。
日常生活において、ついつい出てしまいます愚痴ですが、「労而不怨(ろうじふえん)・苦労をしても不満を持たないこと。」と、頂きたいものであります。