又々「遊びにいらっしゃい」と
恩師逝く⑨又々「遊びにいらっしゃい」と
先月、恩師が亡くなられました。小学校一年生の時の担任の女の先生でした。一年担任され、次の年は他校へ異動されて行かれました。享年87才だったと云うことです。お悔やみになるか分かりませんが、そのT先生との記憶を辿っています。
10km先の517mの高さの山へ初日の出を5~6人で見に行き、帰りに、先生のお宅に立ち寄って、おせちを頂く、と云うのが毎年の恒例となっていましたが、多分、そのころだったと思います。
それは、ある日先生から、手段は記憶にありませんが連絡がありました。
そのころ、先生は、先生の御主人が校長先生になられると云うことで、悪しき?風習で教師職を辞められ、市の社会福祉の関係の職に就いておられました。
その事務所に時間を見つけて「遊びにいらっしゃい」と云う連絡でした。又々の「遊びにいらっしゃい」でした。それも平日に、と。
その事務所、勤め先の近くでもありましたので、昼休みだったと思います、その事務所を訪れました。
事務所に女性の若い事務員の方が居られました。体にちょっと障害が有られる女性でした。そこで何を話したか記憶にありませんが、数日たちまして、先生から連絡がありました。
「彼女どうだった?」と。お見合いだったんです。「とりあえず」と云うことはないと思いますが、数日しまして「とりあえず」OKの返事をしました。
その後、先生から連絡がありました。「ごめんなさい。彼女だめだった。」と、彼女の方のお断りの連絡でした。
まっ、わたくしの、生まれ、家庭環境、生活環境、殆ど御存知の先生ですので、その彼女には全て話されての、彼女の判断だったんでしょう。
この容姿でもありますし。