ブログ『りんどう』

通り掛かりのテラマイラー忠田反高の いきいきサロン・施設訪問・篳篥漫談 のトークネタを書き留めています。

篳篥奏楽デビュー

 わたくしの手元に届きました篳篥と云う雅楽の楽器、そのことで、「後継者不足の伝統伝承芸能に後継者が出来た」と、地方紙の取材、地方テレビ局の取材等、マスメディアに取り上げられました。

 

 また、自治体の広報誌の表紙に写真も使って頂きました。前途洋々の船出になった訳です。が、篳篥が届いたと言いましても演奏が出来る訳ではなく、何故か指導して頂けるわけではなく、「どうなるものか?」と、不安一杯の船出でもありました。

 

 自宅で吹けば「騒音」であり、家族から敬遠され、近郊の山の中腹の人気が無い公園まで休みの度に参り、カセットレコーダーを師匠に致しまして、練習に傾注しました。

 

 たま~に訪れられるハイカーの方達に「これ何ですか?」と聞かれ、下手糞な演奏を聴いてもらったことも有ったりしました。

 

 そのころ丁度、島原の普賢岳が噴火し、対岸も一望に見張らせることもあり、火砕流の発生を目の当たりにしながら練習していました。

 

 期間としましてどのくらい通ったか分かりませんが、隣県の神社庁の研修から2ヶ月半位後、隣町の神社さんの秋季大祭の神事、御幸行列での奏楽がレビューとなりました。

 

 その神社さんから、きょう、今年度の秋季大祭の奏楽依頼文書が送付されてきました。参列致しますと、29回目の奏楽となります。もう、そんなになるんですね。