我が家の「おとりこし」
きのうは、我が家の「おとりこし」でした。
「おとりこし」とは、「御取越」と書くそうですが、浄土真宗のご開祖親鸞聖人の忌日に宗派の本山で行われる親鸞忌(報恩講)を、わたくし達浄土真宗門徒が、日を繰り上げて各自の家で行う報恩講です。
わたくし達が幼い頃は、宗派末寺の門徒さん達の近隣地区で、持ち回りであるお宅に同じ門徒宅の皆さんが集まられ、御住職との勤行、お説教、お斎、それらを行なっておられたようでした。
この近隣では、いつごろからか知りませんが、持ち回りのお宅に集まられて行われていたものが、各自個人のご自宅で行われるようになって行ったみたいです。時代に、その時代の生活環境に、そぐわなくなったんでしょうか。
我が門徒寺では、この月の「月参り」の日に合わせて、「ご案内」を出されているようです。
で、きのうが父親の命日で、我が家の「月参り」の日、我が家の「おとりこし」でした。